
目の前に広がる、何段にも重なった棚田。
大自然と人の手が織りなす、偶然とも必然とも言える結果で生まれた武甲山の姿。
DANDANは、あらゆる要素が複層的に重なり合う特異点のような空間です。
色彩が重なり新しい色を生むように、音も重なれば深い和音になる。人の記憶や経験も、重なり合わせた結果を様々な角度から見れば、まったく新しい姿を映し出します。
景色や空気が幾重にも積み重なるこの空間で、未だ確定していない結果をも秘める「可能性」を、記憶や経験の“レイヤーのはざま”から見つけ出す。
そんな体験がこの場所で訪れることを願い、DANDANをつくりました。
ぜひこの場所で、日常とは異なる視点から、みなさんの中にある「出会えていない自分」や「新しいクリエイティビティ」を探ってみてください。
ようこそ、サウナ付一棟貸ワーケーション宿 DANDAN へ。
この度はわざわざお越しいただき、誠にありがとうございます。
ここからの眺めは、秩父のシンボル〈武甲山〉を望み、名勝〈寺坂棚田〉の景観も楽しめる、秩父地域でも随一の絶景です。
武甲山から横瀬の街並み、そして棚田へと連続して幾重にも折り重なる「自然と人工」が独特の美しさを作り出しており、初めてこの場所の景色を見た時には、強く心を惹かれました。この場所の歴史や暮らす人々の想いが長きにわたって積み重なったからこそ生まれた、「“大自然”の一言では片付けられない」唯一無二の景色だと感じています。
そこで、この宿のコンセプトを “Layer(レイヤー/複層)” とし、複層的なデザインを随所に散りばめ、表現しました。
「段々畑」「だんだんつながる」「だんだんアイデアが湧いてくる」——
そんなイメージを込めて名付けました。
平成のいわゆる“負動産”だった空き家にコンセプトを吹き込み、令和の時代に新たな価値を持って生まれ変わらせる。そうして誕生した宿「DANDAN」で、どうぞ豊かなひとときをお過ごしください。
駐車場・電車やお車でのアクセスの詳しいご案内は 駐車場のご案内 をご覧ください。
仲間と過ごすリビング、一人ひとりの時間を過ごしやすい3つの寝室。
仕事をしたり遊んだり…様々な時間を行き来できる空間が特徴です。

武甲山が一望できる借景窓が印象的なリビング。その借景と一体化できるように、そのまま外の土間テラスに出られます。サウナやBBQも楽しみながら、仲間との絆をconnectできる空間です。

和室をリノベーションした和洋室空間。じゅらく壁をモルタル塗りにし、DANDANのエキセントリックピンクを壁にあしらった部屋です。掃き出し窓には小さな縁側も作りました。

高めの天井で開放感のあるツインベッドルーム。土壁、モルタル、炭漆喰を塗り分けた化粧壁は、さまざまな自然の恩恵を受けた贅沢な空間を表現しています。2名用のお部屋ですので、ゆっくりと語り合いたい方とぜひ。

2階の寝室からは、武甲山に加えた棚田も一望でき、ここだけの景色が楽しめます。仕事に没頭できる集中スペース付き。誰よりも集中して作業や創作活動をしたい方におすすめです。

わずかながらの光が差し込むサウナはフィンランド式。スチームジェネレーター付きで高湿度を保っているため、75℃前後でもしっかり汗をかけます。サウナを出た後は水風呂と絶景ビューをお楽しみください。
DANDANの館内には、この場所のためにつくられた作品が点在しています。
お過ごしの合間に、ぜひ実物をご覧ください。
designed by kazutoshi shimada(waplus)

DANDANの随所を彩るコンセプトアート——それが「エキセントリック・ピンク・ライン」です。
ピンクの光は自然界にないとされ、その“異物性”をメタファーとして表現しています。採掘が進む武甲山、広がる横瀬の街並み、段々に整えられた棚田。いずれも人の手が加わり、自然と人工が溶け合った風景です。
エキセントリック・ピンク・ラインは、自然界では異物とも言える人間の存在を可視化する装置です。「私たち自身も自然の中の異物かもしれない」とメタ認知し、視野を広げるきっかけになれば。そんな想いを込めています。
DANDANは、心地よい「違和感」を味わう場所です。ルーティン化した日常では気づけない感覚と向き合い、新たな発見を得ていただければ幸いです。

DANDANの象徴でもある、横瀬の景色を切り取った一枚絵のような大窓です。窓枠が視界に入らない特殊加工を施し、どの角度からでも借景だけに没入できる設計にしました。まるで額縁のない絵画を眺めているかのように、景色だけが切り取られて浮かび上がります。
さらに没入感を高めるため、壁面に墨漆喰を採用し、外の色彩をいっそう鮮明に際立たせています。朝・昼・夕と光に合わせて表情が移ろい、春には窓いっぱいに桜が咲き誇ります。
揺れる木々やゆっくり流れる雲を眺めながら、ここだけに流れている特別な時間をお楽しみください。

リビングにそびえる高さ6mの土壁は、横瀬の名勝「寺坂棚田」をモチーフにしたアートです。棚田を真上から俯瞰した景色を表現し、あぜ道の凹凸を思わせる高低差を施しました。天井からの光が落ちるたび、陰影がいっそう際立つようデザインしています。
さらに土壁には、寺坂棚田で収穫した米の籾殻(もみがら)を練り込み、この場所だけの質感を生み出しました。ただの土壁ではなく、生産者さんの想いまで込められた、この場所“ならでは”のアートです。
実際の寺坂棚田へは、庭から歩いて降りられます → 棚田へのお散歩のススメ

DANDANの空間コンセプト「レイヤー(複層)」を具現化したアートです。土壁・モルタル・墨漆喰の三素材を段差のある造作壁に重ね、層の隙間から漏れる光がそれぞれの質感を際立たせるよう設計しました。
くっきりと分かれた境界を光が結ぶように、異なる視点や考え方も見えない繋がりで重なり合える。そんな想いを込めています。

この部屋のテーマ「cording」をモチーフに、横瀬町のアーティストが手掛けたドットアートです。モチーフは棚田の田んぼ。0と1で描かれるデジタルイメージを、木の温もりある素材で立体化しています。
0と1というドットが連なり、デジタルとリアルの心地よい違和感を生み出します。さらに凹凸を持たせることで、2Dを超えた3Dの広がり、0と1が重なり合う量子力学的な可能性までも表現しています。
この部屋からは実際の棚田も一望できます。アートを背に、ここでしか見られない横瀬の景色をお楽しみください。
designed by kenta kato(aoiem)

サウナ室の飾り壁は、横瀬町を流れる横瀬川をモチーフにしたアートです。川辺の砂利や石を組み合わせ、無骨な質感に仕上げました。スリット窓から差し込むほのかな光が壁面をやさしく照らし、自然素材の美しさを際立たせます。
その中にエキセントリック・ピンク・ラインという異物を走らせることで、自然と違和感のあいだを行き来する表現となり、その振幅を愉しめるアートに仕上げました。
サウナ室は、自分を大胆に“チューニング”する場所。思考も身体も揺さぶりながら、心身をゼロベースへリセットしてみてください。
この場所でしかできない、この人たちでしかできない、そんなクリエイティブを実現するために、地元のクリエイターだけで作り上げたDANDANです。
浅見 裕 YUTAKA AZAMI
DANDAN オーナー
横瀬町のクリエイティブ会社「合同会社 浅見制作所」代表。サウナが好きすぎて、自宅にもサウナを作ったが、物足りずDANDANでさらにサウナを作る。
石黒 夢積 MUTSUMI ISHIGURO
DANDAN マネージャー
横瀬町の地域おこし協力隊第一号。現在は横瀬町内の茶畑の再生や、ジビエ肉の製造販売会社「カリラボ」の広報・マネージャーも兼務。
運営会社:合同会社 浅見制作所